一般市民の線量限度は?  (2540)

放射線はどれだけ浴びたら危険なの?
明らかに危険な量はわかっているらしい。
年間100ミリシーベルトだ。
では明らかに安全な量は?
実は誰もわからない。
さて
20ミリシーベルトは危険ではないのか?
安全だという国が根拠にしているはICRPの基準だ。
緊急事故後の復旧時は1〜20ミリシーベルト
平常時は1ミリシーベルトだから20倍だ。
うーん
安全だといっている方も危険だと言っているほうも
根拠はICRPだ。
危険だと騒いでいる方々の言い分は
・平常時が1ミリシーベルトなんだから20倍危険だ。
・子供も大人と同じ基準では危険だ。
安全だという方は
・復旧時は20ミリシーベルトまで許容される。
実は20ミリシーベルトを超えると何がどのくらい危険なのかわかっていない。
CRPの基準にある1ミリシーベルトは人工的な放射線量のことだ。
同じ基準の表に自然放射線の世界平均値が出ているが2.4ミリシーベルトだ。
あわせると3.4ミリシーベルトは安全ということになるのか。
さらに
タバコの葉にはラジウム226、鉛210、ポロニウム210等が含まれる。
これによりタバコを1日1.5箱吸うと最低でも13ミリシーベルト最高で60ミリシーベルト被爆する。
タバコを吸ってる人は放射線量について語ってはいかんな。
さて
結論を言うと100ミリシーベルト以下の線量が危険だという臨床データがない。
広島、長崎の原爆被害者のデータでも100ミリシーベルト以下だとガン死の増加が見られないという。
テレビに出てくる専門家はそのあたりは絶対に口にしない。
司会者や出演者などの素人は「20ミリシーベルトは危険なのか?」と専門家に質問する。
すると
専門家たちは子供は大人より感受性が強いからできるだけ浴びないほうが良いという。
具体的に何がどのくらい危ないのかについては誰も答えてくれない。
出来るだけ浴びないほうが良いなんてのは素人でも言える。
専門家としてテレビに出るんだったらキチンと質問に答えられるようにしてから出ろと言いたい。
そもそも20がだめなら10なら大丈夫なの?
5なの?1なの?
平常時の1ミリシーベルトって本当に安全なの?
放射線に関する安全性の話題って結局ぜんぶ曖昧な答えしか返ってこない。
出来れば避けたほうが良いのは馬鹿でもわかる。
そんなことはテレビでわざわざ言うことじゃない。
結局、誤解させようとしているとしか思えない。
視聴者は難しい内容は理解できないから大筋しか覚えていない。
で、
覚えているのは「専門家が20ミリシーベルトは危険だ」って言ってたよ。
ほとんどの人はこの程度。
これが風評。
マスコミの仕事は正しくニュースを伝えることではない。
視聴者が食いつきそうなネタに油を注いで視聴率を上げることだ。
どれほど重要な事でも食いつきそうでなければ見向きもしない。
要するに民放のニュースは偏向報道が強すぎて当てにならないということ。
かといってNHKがまったく偏向がないというわけでもなく、少ないということ。
結果として我々は偏向されている事を意識しながらニュースを見て
自分で偏向を修正しながら考える必要があるということか。